水曜日が消えた跡

中村倫也さんが好きです。

ハヤブサ消防団第七話~最後の晩餐~感想

こんにちは。

ハム也です。

 

ハヤブサ消防団、7話はタイトルからして誰か死亡フラグ…。消防団の誰が犯人でも誰が亡くなっても悲しい、誰が、というところから始まります。

 

ネタばれあり)

▼7話の好きなところ

三馬太郎先生のサイン会

太郎の本の出版の記念に東京でサイン会が行われました。しかしお客さんはあまり来場しておらず通りすがりのカップルには「三馬太郎?聞いたことないね」と言われてしまう様。ここから太郎のカメラ目線の語りが始まります。(好き)

編集の中山田さんと書店の方に申し訳なさを感じたり、本当はサイン会なんてやりたくなかったんだろうなと思いました。「(サイン会の他に)もう一つ重要な目的があって」といつものカメラ目線で語っているところ「ちょっと、どこ見とんの?太郎くん!」と勘介くんによって遮られてしまいました。主人公が視聴者に語る系で、他の人に「誰と喋ってるの?」と不思議がられるシチュエーションが好きです笑

 

中年の修学旅行と最後の晩餐

サイン会後、太郎はわざわざ東京まで来てくれた消防団のメンバーと観光をします。

はとバスの東京観光、調べてみたら意外と23千円程で回れるツアーがあるようで、一度乗ってみたいものです。東京駅でもバスでも「やっぱ東京はええわぁ!」とハイテンションの省吾さん。こんなに楽しい観光のあと、最後の晩餐を迎えることになるとは……。中山田さんの紹介で一行は高級そうなレストランへ。おいしい料理を楽しみ、勘介くんは、あと一口でなくなってしまう、おかわりしたいなど少年を爆発。一人何も知らない勘介くんが切ない……。

分団長が俺たちの間に隠し事はなしだと語ったり、賢作さんが太郎に目配せしたり、食事が終わりに近づくにつれて太郎はどんどんうつむいていきます。いつ話を切り出すのか躊躇っている様子。そして「みなさんと出会えてよかった」と語り出し、省吾さんが放火犯であるということに辿りついた話をします。その結論にたどり着くまでの推理を語る姿はとても悲しいもので泣きそうになりました。自分を受け入れてくれた大好きなハヤブサ消防団のメンバー。仲間を疑わなければいけない悲しい気持ちと、死者も含め犠牲者が出ていることから真実を知りたい気持ちは複雑なものだったと思います。消防団のメンバーは警察に自首させるつもりで、その意味で最後の晩餐のつもりだったものが、本当の最後になってしまいました。

 

③王様の耳はロバの耳―!

なぜ放火をしたのか聞かれた省吾さんは、若い時から東京に憧れていたことを語りだします。俺にもできる、色々やってみたけどしんどかった、競争に敗れた、器じゃない、負け組。何かを成し遂げる人がいる一方でそうでない人もいるのが東京、そして人生かと思います。今のハヤブサでの生活が楽しくない訳じゃないが、俺の人生もう少し何かあるはず、このまま年を取りたくない、私も今まで勉強もスポーツも得意なことが何一つないまま生活してきたので、痛いほどその気持ちが刺さりました。

しかしこれは放火をした理由ではないと省吾さんは語りました。そして翌日水死体で発見され直接その口から真実を聞くことは叶いませんでした。

亡くなる前に動画サイトに予約投稿していた動画では、言いたくても言わずに我慢していた秘密・使命があるようでした。省吾さんも教団の一員だったのでしょうか。そして「明日になったら全部話す」と言っていたことから自殺は考えにくく、レストランに真鍋の仲間がいて会話の内容を報告していたようで、真鍋かその仲間の手にかかったのではと推測します。

 

▼8話以降気になること

 ①立木さん

太郎が自宅まで送ってくれたあと、車内でキスをするなど、いたって普通のお付き合いを続けているように見えます。しかし太郎を見送ったあとは無表情になったり、太郎からの電話を無視したり、気になる行動がまだあります。

謎の老婆に太郎の紹介をしたり、教団の元弁護士を自宅に招いて町おこし動画を見せたり。やはりまだ教団と繋がりがあり、ハヤブサを拠点に活動しようとしているのでしょうか。それでも太郎との関係は、利用する為だけではなく、少しでも感情があると信じたいです。

 

真鍋

浩喜を殺害したのは真鍋で確定のようです。ですが真鍋は町の住人と交流はしていても、怪しい集団(教団?)たちと行動を共にする姿はありません。立木さんを遠くから監視していたり、怖がらせたり。真鍋も教団の一人かと思っていましたが、まだ別の何かを感じます。

 

ハム也。