水曜日が消えた跡

中村倫也さんが好きです。

ハヤブサ消防団第七話~最後の晩餐~感想

こんにちは。

ハム也です。

 

ハヤブサ消防団、7話はタイトルからして誰か死亡フラグ…。消防団の誰が犯人でも誰が亡くなっても悲しい、誰が、というところから始まります。

 

ネタばれあり)

▼7話の好きなところ

三馬太郎先生のサイン会

太郎の本の出版の記念に東京でサイン会が行われました。しかしお客さんはあまり来場しておらず通りすがりのカップルには「三馬太郎?聞いたことないね」と言われてしまう様。ここから太郎のカメラ目線の語りが始まります。(好き)

編集の中山田さんと書店の方に申し訳なさを感じたり、本当はサイン会なんてやりたくなかったんだろうなと思いました。「(サイン会の他に)もう一つ重要な目的があって」といつものカメラ目線で語っているところ「ちょっと、どこ見とんの?太郎くん!」と勘介くんによって遮られてしまいました。主人公が視聴者に語る系で、他の人に「誰と喋ってるの?」と不思議がられるシチュエーションが好きです笑

 

中年の修学旅行と最後の晩餐

サイン会後、太郎はわざわざ東京まで来てくれた消防団のメンバーと観光をします。

はとバスの東京観光、調べてみたら意外と23千円程で回れるツアーがあるようで、一度乗ってみたいものです。東京駅でもバスでも「やっぱ東京はええわぁ!」とハイテンションの省吾さん。こんなに楽しい観光のあと、最後の晩餐を迎えることになるとは……。中山田さんの紹介で一行は高級そうなレストランへ。おいしい料理を楽しみ、勘介くんは、あと一口でなくなってしまう、おかわりしたいなど少年を爆発。一人何も知らない勘介くんが切ない……。

分団長が俺たちの間に隠し事はなしだと語ったり、賢作さんが太郎に目配せしたり、食事が終わりに近づくにつれて太郎はどんどんうつむいていきます。いつ話を切り出すのか躊躇っている様子。そして「みなさんと出会えてよかった」と語り出し、省吾さんが放火犯であるということに辿りついた話をします。その結論にたどり着くまでの推理を語る姿はとても悲しいもので泣きそうになりました。自分を受け入れてくれた大好きなハヤブサ消防団のメンバー。仲間を疑わなければいけない悲しい気持ちと、死者も含め犠牲者が出ていることから真実を知りたい気持ちは複雑なものだったと思います。消防団のメンバーは警察に自首させるつもりで、その意味で最後の晩餐のつもりだったものが、本当の最後になってしまいました。

 

③王様の耳はロバの耳―!

なぜ放火をしたのか聞かれた省吾さんは、若い時から東京に憧れていたことを語りだします。俺にもできる、色々やってみたけどしんどかった、競争に敗れた、器じゃない、負け組。何かを成し遂げる人がいる一方でそうでない人もいるのが東京、そして人生かと思います。今のハヤブサでの生活が楽しくない訳じゃないが、俺の人生もう少し何かあるはず、このまま年を取りたくない、私も今まで勉強もスポーツも得意なことが何一つないまま生活してきたので、痛いほどその気持ちが刺さりました。

しかしこれは放火をした理由ではないと省吾さんは語りました。そして翌日水死体で発見され直接その口から真実を聞くことは叶いませんでした。

亡くなる前に動画サイトに予約投稿していた動画では、言いたくても言わずに我慢していた秘密・使命があるようでした。省吾さんも教団の一員だったのでしょうか。そして「明日になったら全部話す」と言っていたことから自殺は考えにくく、レストランに真鍋の仲間がいて会話の内容を報告していたようで、真鍋かその仲間の手にかかったのではと推測します。

 

▼8話以降気になること

 ①立木さん

太郎が自宅まで送ってくれたあと、車内でキスをするなど、いたって普通のお付き合いを続けているように見えます。しかし太郎を見送ったあとは無表情になったり、太郎からの電話を無視したり、気になる行動がまだあります。

謎の老婆に太郎の紹介をしたり、教団の元弁護士を自宅に招いて町おこし動画を見せたり。やはりまだ教団と繋がりがあり、ハヤブサを拠点に活動しようとしているのでしょうか。それでも太郎との関係は、利用する為だけではなく、少しでも感情があると信じたいです。

 

真鍋

浩喜を殺害したのは真鍋で確定のようです。ですが真鍋は町の住人と交流はしていても、怪しい集団(教団?)たちと行動を共にする姿はありません。立木さんを遠くから監視していたり、怖がらせたり。真鍋も教団の一人かと思っていましたが、まだ別の何かを感じます。

 

ハム也。

 

ハヤブサ消防団第六話~放火犯の正体~感想

こんにちは。

ハム也です。

 

ハヤブサ消防団6話はついに放火犯の正体が分かるぞ…!とドキドキしておりました。しかし太郎が分かったというシーンで終わり、視聴者はまだモヤモヤの状態です。

 

ネタばれあり)

▼6話の好きなところ

太郎と真鍋の対峙

太郎が随明寺から出てくると、まるでそこにいるのを知っていたかのように真鍋がやってきました。(誰かが報告した…?)

太郎が真鍋のことを怪しんで町で調査していることについてずばりどういうつもりかと問い詰めます。太郎は落ち着いた様子で「消防団としての正式な調査です」と答え、ここのバチバチ感がとても緊張感があり良かったです。真鍋は表情こそはいつもの食えない笑みを浮かべておりますが、若干声のトーンが暗くなり「首を突っ込みすぎるのは三馬さんにとってよくない」と独り言のように言います。もう完全に悪役の台詞…!去り際も「頑張って次の火事を防いでください」と、もはや宣戦布告でした。その間、じと目で真鍋を睨んでいる太郎がかわいかったです。緊張感あるシーンだけとやっぱりかわいい。

 

②「三馬さんと私の何気ない毎日はずっと続きますか?」

さんかくの帰り道、立木さんの言葉が素敵でした。太郎の返事は「そう願っています」。もうほぼプロポーズ。尊い……。でも何度も思うのが立木さんはまだまだ怪しい。近々皆既日食があることも、何気ない話題のように感じますが、怪しい太陽のシーンが何度も出たり、ソーラーパネルの話題は外せない本作。太陽に関する話は今後何かに繋がってくるのか気になります。

 

▼7話以降気になること

 ①立木さん

太郎の家庭菜園が放火され、太郎にやりすぎだ、次の被害者が太郎自身だったらどうすると怒ります。心配するあまりに出た言葉にも聞こえますが、前回の不気味な笑みの件があるので、これからは隠さず私にも教えてくれという言葉は怪しすぎました。立木さんは本当に今は教団とは関係がないのでしょうか。

 

和尚

消防団の中に真鍋のスパイがいるかもしれないとのことで、和尚さんにそれぞれの家族にアリバイの調査をお願いしました。和尚さんもまだ怪しい雰囲気が出ているのでそれはどうなのと思いましたが、太郎は結構色々相談したり、秘密会議のような事まで随明寺で行っていたりしてちょっと心配です。

さんかくで町おこし動画のお疲れ様会をしている途中、和尚さんも加わりました。用意してもらった牡丹鍋をつつきながら、和尚さんは昔お願いされて今のお寺を継いだ話などで盛り上がりました。その間に太郎とアイコンタクトをし、太郎は帰り道に立木さんに放火の犯人が分かったと発言しました。私はさんかくのシーンをそれぞれの台詞、動作などに注目しながら3回見ましたが、あのシーン中で誰が犯人なのか分かりませんでした笑

あのシーンは関係なく、お願いしていたアリバイ調査の結果を裏で聞いて、その結果誰だか分かったということなのでしょうか?

 

ハム也。

 

ハヤブサ消防団第五話~ある女の運命~感想

こんにちは。

ハム也です。

 

ハヤブサ消防団、5話は立木さんを避けるようになってしまった太郎、そして立木さんの過去が語られました。

 

(※ネタばれあり)

▼5話の好きなところ

①町おこし動画の撮影

消防団も町おこし動画の撮影に参加することになり、おじさん達はそれぞれ棒読みのセリフを決めておりました。町長を誘拐した犯人グループ(の設定)を放水ホースで撃退したり、賢作さんの「ハヤブサ消防団出動や!」の声で駆けたりするシーンはかっこよかったです。

撮影場所をパワースポットの崖に移した際は、勘介くんはやたらテンションが高まっておりました。カブトムシの件と言い、勘介くんも35歳ながら太郎とは違うベクトルでピュアです。その一方で少年らしい行動・言動はフェイクなのではと疑ってしまったりもします。

 

ゴーストライター

映像業界で働くのが夢で、立木さんは就職した会社でADをしながら、脚本を書いておりました。それが上司や社長の目にとまり、立木さんが書いた脚本がドラマ化することに。しかし無名の立木さんではなく、社長の名前で世に出すことになり、せっかく書き上げた脚本の表紙の自分の名前を一文字ずつ消すシーンは切ないものでした。立木さんは完全に社長のゴーストライター化してしまい、どんなに悔しかったことでしょうか。密かにゴーストライターをさせる為とは言え、男性社長が女性社員の自宅に来てベッドでお酒を飲むものでしょうか。しまいには当たり前のようにシャワーを借りる……。具体的な描写や言葉での説明はなかったけれど、もし男女の関係も強いられていたら同情します。

 

③宿題の答え

宗教に入信していたことを知ってから立木さんとぎくしゃくしてしまった太郎。立木さんに「(関係を持った)あの日から目を見てくれない」とまで言われてしまい、自分たちがどういう関係か考えることに。後日立木さんは自分の過去を太郎に告げ、もう連絡しないと太郎の元を去ろうとします。そこで太郎は気の利いたことは言えないが「あしたの晩ご飯僕が作りますから一緒に食べませんか?」と立木さんを受け入れハグしました。得意料理焼きそばというレベルと補足するところが空気変えてますよ…!と思ったら立木さんが言ってくれました。

これがただの恋愛ドラマなら最高のキュンなシーンです。ですが、ハグされた立木さんは太郎の部屋に例の謎の美女の写真が貼ってあることに気付き、にやりと微笑みました。視聴者しか見ていないこの不気味な笑みは一気にぞっとしました。

 

▼6話以降気になること

 ①立木さん

ラストのぞっとする微笑みを見た瞬間、話してくれた内容もどこまで本当なのか、まだ言ってないことがありますよね?とますます怪しくなりました。以前から立木さんは目元アップの何を考えているのか分からないシーンが多い気がしましたが、6話が一番怖かったです。太郎のことも別にそんなに好いているようには見えず、目的があって近付いた感がまだ否めません。宗教の事件後、自身も逃げたと言っているし、信者が世間からどういう目で見られるか知っていると言うならば、もう連絡しないと立ち去る時に、誰にも言わないでほしいと懇願するのが自然かと思います。ハヤブサは家族のようだとまで感じているなら、すぐには引っ越さないでしょうし。太郎なら自分を受け入れてくれると、自信があったのでしょうか。

 

②真鍋

町おこし動画の撮影中、真鍋は遠くから立木さんをスマホで盗撮していました。

謎の集団も、真鍋も立木さんも宗教の繋がりかと思いましたが、以前真鍋は立木さんのアパートの前でにやりと見つめており、立木さんは怯えている様子でした。そうなると単純に仲間でもなさそう……。弱みを握られて脅されて太郎に近づいたとか?この二人の関係も今後気になります。

 

ハム也。

 

ハヤブサ消防団第四話~恋の蛍~感想

こんにちは。

ハム也です。

 

ハヤブサ消防団、4話は冒頭から、謎の子供たちと立木さんがフルーツバスケットをしている一見爽やかですが、何の宗教?とも思える映像から始まりました。

 

(※ネタばれあり)

▼4話の好きなところ

①冒頭のうきうきとラストの「手遅れです……」

立木さんがフルーツバスケットの夢から覚めると、そこはなんと太郎の家……!

え?いきなりのお泊り展開?????とニヤニヤしました。

既に太郎は起きていてPCをつけて仕事中。何やら打ち合わせをしている様子。そこで私の好きなナレーションからのカメラ目線の台詞。30代も半ばになれば意中の女性を家に泊めるのが云々、目をぱちくりさせつらつらと語り、冷静そうに見えますがとても浮かれています。名前も彩さん呼び。何があったか、気になる、と誰もが思った冒頭です。

が、ラストになるとここは中山田さんから立木さんがやばい宗教に入信したという噂を聞き「あの女性には近寄らないほうがいい」という忠告を受けるシーンだったということが発覚。冒頭の浮かれ切った空気は一変、一気にやばい女に手を出してしまったという展開が面白かったです。

「手遅れです……」もカメラ目線、いただきました。

 

②太郎、怒る

前回、町おこし動画の件が頓挫しましたが、立木さんはそれを太郎に内緒にしていました。その話を中山田さんから聞いてしまった太郎。内緒にされただけでなく、第三者から知らされるのはショックなことです。さんかくで立木さんは謝罪しますが、太郎は珍しく声を上げて怒りました。東京での作家生活の時も同じようなことがあった、自分なりに一生懸命だったこと、その気持ちを立木さんにぶつけてしまいました。仕事やハヤブサに真摯で、女性としても気になっていただけに、余計に裏切られた気がしてしまったのでしょうか。

その後、立木さんに会った時は言いすぎましたと謝っており、個人的にきゅんポイントでした。素直に謝る事ができてかわいい。普通なら大人!かっこいい!となるはずですが、太郎先生はかわいいのです。

 

③恋の蛍

中年探偵団の活躍もあり、町おこし動画の許可を町長からもらい、さんかくでお祝いの飲み会。その帰りに太郎と立木さんは川で蛍を見つけます。私の実家もハヤブサのように山深い場所ですが、空から田んぼに農薬を撒く関係で、蛍はほとんど見かけません。あれほどの蛍を一度は見てみたいです。気になる相手と(しかも喧嘩の仲直り後に)見る蛍の光景はとても素敵なんだろうなと思いました。光ってなかったら蛍じゃなくてそれは偽物でマムシだと言う立木さん。太郎をからかっている他愛のない会話に見えますが、なんとなく、自分の事をきれいな蛍ではなく危険なマムシだと例えているのかと思いました。

 

▼5話以降気になること

 ①立木さん

やばい宗教に入信したという事が発覚。今もその宗教に入ったままだとしたら?急な土砂降りで太郎の家に泊まることになり、夜中、太郎の寝室に不気味に表れた彼女は一体何を考えているのか。無言のまま太郎の口づけを受け入れ、太郎の恋が純粋に叶ったようには思えませんでした。不気味だけれど美しいキスシーンでした。

 

②謎の人たち

立木さんがやばい宗教に入っていたという事が分かり、謎の老婆や、一見つながりのなさそうな人たちはその宗教の信者で、ハヤブサでひっそりと活動をしているのかと思いました。明らかに怪しい真鍋がソーラーパネルを増やしているは活動費の収入を得るためか。表面上はいい人の振りをしていますが、時折怖い顔を太郎に向ける和尚さんも関係あるのでしょうか。

妄想の域ですが、やたら太陽の描写が出てくるので、太陽を崇めている宗教とか?

そして、例の写真の女性もその宗教に関係あるとしたら、太郎の父もこの宗教に関係があるとしたら。今後太郎にどう関わって来るのか気になります。

 

 

ハム也

 

ハヤブサ消防団第三話~山の怪異~感想

こんにちは。

ハム也です。

 

ハヤブサ消防団、3話は編集の中山田さんがハヤブサにやってきました。楽しい時間を過ごしながらも写真の謎の美女の調査、新たな火災が発生します。

 

 

(※ネタばれあり)

▼3話の好きなところ

①恋の始まりにそわそわの太郎

鏡の前で髪形や服装を気にする太郎。この分かりやすいそわそわした感じは、と思ったら、立木さんとの町おこし動画の打ち合わせでさんかくでランチデートでした。

脚本を褒められて照れる太郎。田舎を舞台にするとホラーが書きたくなる、そのルーツで会話がはずんだり。「山に行くといつも何かに見られているような気がする」という立木さんの発言に驚きながらも共感する太郎。自分が感じていることを気になる異性が同じ事を言うとますます惹かれてしまうの、分かります。そして35歳でもその心を持ってい太郎はやはりピュアでかわいい。

太郎の家でも打ち合わせ中、山で遭難した際の話をすると「何かに導かれること、あると思っている、人生においても」「三馬さんと出会ったことも」「こうして一緒に作品を作れるようになったことも」という立木さんの言葉に照れる太郎。分かりやすい笑

しかし、なんだかこれは分かりやすい太郎を自分に夢中にさせるための言葉のようにも感じました。

 

②三馬さん、三馬さん、三馬さーん!

東京からわざわざハヤブサにやってきた編集の中山田さん。八百万駅に付いて太郎の姿を見つけるなり名前を連呼。番組公式X(ツイッター)では中山田さんは何回三馬さんと言ったかをクイズにされていました。駅のシーンではおそらく9回です笑

太郎が古いアルバムで見つけた異質な女性の写真。(しかも前回ポストに入っていたシャクナゲを持っている)

この写真の女性が誰なのか調べようと言う中山田さん。なんだか誘導しているように思えて意味深な感じがしました。(登場人物すべての行動や言動が怪しく見えてしまう本作)

シャクナゲ花言葉が「危険、警戒」と調べたにも関わらず、まだ花瓶に入れ部屋に飾っているのが伺えます。花そのものは危険ではないにしても、なんて律儀な太郎先生……

 

▼4話以降気になること

①勘介くん

太郎が若く見えるのもありますが、年齢を告げていないにも関わらず中山田さんに「年上の人がわざわざ挨拶に来るなんて」と発言しており、気になりました。中山田さんも勘介くんとだけは打ち解けず悪態をついているのは、もしかして顔見知りなのを隠すためとか……?

 

②立木さん

妖しい雰囲気の老婆が1話や3話の冒頭、山で遭難した時に出て来てまだまだ謎ですが、その彼女に家に立木さんがおり笑顔で寄り添っておりました。

そして神棚のようなところに、例のシャクナゲの女性の写真を飾っている。ますます謎です。

 

③真鍋

太郎が山で遭難した際、人影を見つけ助けを求めますが慌てたように逃げられました。

その時の懐中電灯のあかりは確認できたのは5個。一つは真鍋だったのか。するともう4個は?迎えに来たように現れた勘介くんと賢作さんがもしその内の2つなら?残り1つは?怪しさ全開の真鍋はまだしも、もしも勘介くんと賢作さんが何かよからぬ事をしていたらショックです。

 

④放火犯?

4件目の火事の被害に遭った賢作さん、防犯カメラを設置しており、犯人らしき人物が映っておりました。おそらく男性。ハヤブサ消防団の帽子を持っており、現メンバーの誰かなのか臭わせぶりです。そして一瞬、逃走する際に乗り込んだ車は軽トラでした。1話では太郎が「勘介くん家も軽トラなんだね」という何気ない会話をしております。一家に一台軽トラがあるのは普通の地域なので、イコール勘介くんとは決められませんが、あえてチラ見せするということは……?

ただ、火災の連絡が来た時勘介くんは太郎の家に一緒にいました。時限装置的な仕掛けでもしない限り勘介くんに犯行は無理なはず、と思いたいです。

 

⑤太郎

1話でハヤブサに引っ越すことを決めることになったハヤブサを一望できる丘。そこで太郎は「(僕は誰かに導かれてこのハヤブサに来たのだろうか?)」とナレーションでつぶやき、からのカメラ目線での「なんのために?」はドキッとしました。やっぱりこの演出が好き……

消防団員のメンバーである賢作さんの家で4件目の火事が起き、賢作さん自身九死に一生を得ました。立木さんに「何かに導かれることがある」と言われたこともあり、物思いにふけったのかと思います。「家が燃えただけではなく、人生の一部が燃えた」、重い言葉です。

不可解な放火が連続したのもあり、自分が導かれたのか、巻き込まれ始めているのか、そしたら誰が?という点が気になります。

妄想としては、太郎の父と写真の謎の女性展子は顔見知りだった。とすればその展子を祭っている(?)謎の老婆やその集団、何かを起こそうとしている人達・またはそれを阻止したい人達によって、あの人の息子なら?とハヤブサに来るように仕向けた、など?

 

 

ハム也

 

 

 

 

 

ハヤブサ消防団第二話~町の噂~感想

こんにちは。

ハム也です。

 

ハヤブサ消防団、2話もキュートな中村さんの太郎と、第1話ではまだ謎だった人物達が太郎に接触してきました。消防操法大会に向けて訓練中の太郎ですが、浩喜の遺体が見つかったシーンが脳をよぎり集中できておりませんでした。

 

(※ネタばれあり)

▼2話の好きなところ

①探偵のような面を見せる太郎

ハヤブサでは浩喜が放火犯だったと噂が広まっていました。太郎はこの小さな集落での噂が広まる速さに違和感を持ち、真実が知りたいと調べ始めます。

そしてその噂を広めたのはソーラーパネルの営業をしている真鍋だということに辿りつきます。なぜ真鍋が浩喜の悪い噂を広げる必要があるのか、太郎は真鍋本人に問い詰めていきます。その表情はこれまで見せた愛嬌のある顔とはまた異なり、真剣な眼差しにぐっときました。「ここに住む人達が亡くなった人のことを悪く言うのが嫌だ」という気持ちの表れなのだと思います。

 

消防操法大会での失敗

消防操法大会当日、立木さんの姿を見かけると張り切る太郎。(もうかなり意識しちゃってるやんかわいい)太郎は担当の水圧の調整をうまく出来ず、ホースが暴走しまい町長をはじめとする観客に水を浴びせるという事態になってしまいます。良い所を見せるどころか、立木さんも水びたし。落ち込む太郎がまたかわいいのと、立木さんは怒らず遠くから微笑み、持っていたカメラで太郎の写真をパシャリ。この時どんな顔の太郎の写真が撮れたのか見てみたかったです。

 

③分団長と賢作さんの不仲

何かとすぐ喧嘩をする分団長と賢作さん。学生の頃、親友同士だった二人はハヤブサ山口百恵と呼ばれた桃ちゃんに恋をしておりましたが、抜け駆けをしないという約束を破ってしまい決闘をしたという過去がありました。その回想シーンではまさかのそのままの2人が演じているため、学ランを着たおじさん達の殴り合いがなんともシュールでした。

そしてかつての山口百恵は分団長と結ばれすっかり尻の下に敷かれる結婚生活のようで周りの消防団員は引いておりましたが、賢作さんは「俺にも桃ちゃんにケツを叩かれる人生があったのかもしれない」と羨ましそうにしているのもクスッとしました。

 

▼3話以降気になること

①町長

ホースが暴走し、びしょ濡れになった町長は、分団長に「何年も火事を防げんのも納得や」と皮肉を言いました。1話で起きた火災で今年3件目であり、何年もという発言がひっかかります。ドラマのビジュアルでは、登場人物達の中で一人だけ後ろを向いたスーツの男性がおり、おそらく町長だと予測しておりますが意味深です。モブキャラかと思っていましたが、意外と物語の流れを左右する人物なのかもしれません。

 

②住職

素行が悪かった浩喜の面倒を見て更生させたお寺の住職。彼は浩喜が放火犯という噂がハヤブサで広がっていることを知りませんでした。「(死んでしまっては)もうな~んも言えんからね」と意味深な発言。また、お寺の屋根の修理に300万円も寄進した並川さんの話を振ると、ほんの一瞬誰のことか分からないような空気になりました。小さな町のお寺の住職が檀家さんの名前を忘れるとは違和感がありました。

 

③立木さん

浩喜の遺体発見現場の滝に花束を放る立木さん。そしてその花と同じシャクナゲの花が太郎の家のポストにも。入れたのは立木さんなのでしょうか。それとも……。

ポストにお花が入れられたのは太郎が浩喜の噂に違和感を持ち真実を探ろうとする前のこと。この時点で投函されているということは、犯人が入れたとしたらこれから起きる事件に太郎を巻き込んでいく気満々なのか?と感じました。

犯人であれば余計な詮索をするなという警告、または煽り。もし味方であれば太郎の身を案じての危険を知らせる意味。それにしても律儀にお花を花瓶に入れて飾る太郎、優しい人ですね。

 

④真鍋

土地を売った波川さんの話をすると、住職と同様、一瞬誰のことか分からない顔をしました。この小さな集落で自社のソーラーパネルのために土地を売ってくれた貴重な顧客の名前を忘れるとは、営業マンらしくない。ともすればもしかして真鍋はなりすましでソーラーパネルの会社の人ではない可能性も……?まだまだ謎が多い男です。言えることは足が長い。ネットで128頭身と言われているのも頷けます。

 

ハム也

 

 

ハヤブサ消防団第一話~桜屋敷の住人~感想

こんにちは。

ハム也です。

 

待ちに待った中村さんの最新ドラマ、ハヤブサ消防団が始まりました。

中村さん演じるミステリー小説家の三馬太郎が田舎に移住し、地元の消防団に入団、のどかだと思っていた小さな集落で事件に巻き込まれていく田園ミステリーとのこと。

 

(※ネタばれあり)

▼1話の好きなところ

①カメラ目線の語り

私が好きだなと思ったところはカメラ目線で視聴者に語りかける演出です。

 

太郎はミステリー小説の新人賞を取り作家として生きていくべく会社を辞めましたが、その後の作品は泣かず飛ばずで、スランプに陥っているようです。その様子を太郎がカメラに語りかけるところから物語は始まり、一気に引き込まれるようで好きです。

 

第一話のラストでは、放火犯と噂されいるハヤブサ地区の住民、山原浩喜が行方不明となり、一の滝の滝つぼを捜索します。(沈んでいる想定なのが切ない……)

ボートに乗り水底をつついたところ、大きな泡がぼこって吹き出たと思ったその瞬間、沈んでいた浩喜が水面に飛び出しました。

それに驚いた太郎はボートから落ちてしまいなんとか岸に上がります。

他の消防団員が浩喜の遺体を引き上げるのを見ながら「このハヤブサは僕が信じていたようなのどかで平和な場所ではなかった」とカメラに向かい語りかけて一話は終わります。

水もしたたるなんとか、眼福です。

 

また、住人や出版社の中山田さんと会話をする時は、少し人の顔色を疑うようなおどおどしたような様子が見受けられます(かわいい)

しかし、カメラ目線で語りかける時は、クール目の皮肉めいた表情をするので、そのギャップがまたたまりませんでした。

冒頭の「その後2~3作こけると、 こうなる」の間の左目の引きつくところ、ぜひともLINEスタンプなどで販売してほしいものです笑

 

「のどかで平和な場所ではなかった」というセリフはこの時点での気持ちなのか、ナレーションとして独立した、この先のストーリーもすべて知った太郎が話しているのか気になるところです。

2話以降もこの語りがあるか楽しみです。

 

②意外とお茶目、勇気があり、そしてピュアな太郎

人付き合いが苦手な35歳。カメラに語りかける時のクールな低音ボイスとは反対に、少し臆病でコミュニケーションも苦手そう。

それでも消防団の活躍を見て、自分もハヤブサを守る手伝いがしたいと、一度断った入団を自ら志願します。地元の消防団とは言え、一般市民がポンプ車に乗り現場で消火活動をし、逃げ遅れた人を炎の中から救出する姿に私も感銘を受けました。そこで自分も入団しようと思うところは勇気があるなと思いました。

 

晴れて消防団に入団し、初めて消防団の服に袖を通し団員の皆さんと記念撮影。なぜか恥ずかしながら胸と股間を隠しながら登場した太郎はほとんど中村さんでは?と感じました笑

団員募集のポスターに使えそうなくらい次々とポーズを取って見せる太郎。人や団体が苦手と言いながらも人懐っこい感じ、あれ、この人、意外とお茶目なのでは?笑いました。

 

ピュアと感じたのは、景色の良い丘でハヤブサを一望し「生きているということを思い出した」とハヤブサに引っ越すことを決意したこと。ちょっとした虫でもあんなに怖がって部屋中にバ●サンを焚くほどなのに?笑

逆にそのネックがあっても、生きる活力を感じたということなのでしょうか……?

直前に神妙な面持ちの立木さんを見かけた場所でもあり、そんな風に思えるものだろうかと。

また、地元民から評判の悪い浩喜から、家庭菜園の野菜や肥料を分けてもらったり直接会話をしたりし、強面ながら彼の笑顔を見ると「あっ聞いていたより怖い人じゃないかも」と太郎も笑顔を浮かべていたのもピュアだなと思いました。

腕まくりをして見えていた腕のタトゥーをさりげなく袖を直して隠したり、野菜の他にもチェーンソーのエンジンをかけてくれたりと、浩喜は実際に優しい人だったのかもしれません。

 

▼2話以降気になること

・立木さんはなぜ神妙な面持ちでハヤブサを見ていたのか

・不気味な老婆と若者の集団

・住民には慕われているようだが怪しく太郎の家を見つめる真鍋

・編集長はあまり期待していないがやたらプレッシャーをかけてくる中山田さん

 

この人たちが今後太郎にどのように関わってくるのか気になります。

 

ハム也