水曜日が消えた跡

中村倫也さんが好きです。

ハヤブサ消防団第一話~桜屋敷の住人~感想

こんにちは。

ハム也です。

 

待ちに待った中村さんの最新ドラマ、ハヤブサ消防団が始まりました。

中村さん演じるミステリー小説家の三馬太郎が田舎に移住し、地元の消防団に入団、のどかだと思っていた小さな集落で事件に巻き込まれていく田園ミステリーとのこと。

 

(※ネタばれあり)

▼1話の好きなところ

①カメラ目線の語り

私が好きだなと思ったところはカメラ目線で視聴者に語りかける演出です。

 

太郎はミステリー小説の新人賞を取り作家として生きていくべく会社を辞めましたが、その後の作品は泣かず飛ばずで、スランプに陥っているようです。その様子を太郎がカメラに語りかけるところから物語は始まり、一気に引き込まれるようで好きです。

 

第一話のラストでは、放火犯と噂されいるハヤブサ地区の住民、山原浩喜が行方不明となり、一の滝の滝つぼを捜索します。(沈んでいる想定なのが切ない……)

ボートに乗り水底をつついたところ、大きな泡がぼこって吹き出たと思ったその瞬間、沈んでいた浩喜が水面に飛び出しました。

それに驚いた太郎はボートから落ちてしまいなんとか岸に上がります。

他の消防団員が浩喜の遺体を引き上げるのを見ながら「このハヤブサは僕が信じていたようなのどかで平和な場所ではなかった」とカメラに向かい語りかけて一話は終わります。

水もしたたるなんとか、眼福です。

 

また、住人や出版社の中山田さんと会話をする時は、少し人の顔色を疑うようなおどおどしたような様子が見受けられます(かわいい)

しかし、カメラ目線で語りかける時は、クール目の皮肉めいた表情をするので、そのギャップがまたたまりませんでした。

冒頭の「その後2~3作こけると、 こうなる」の間の左目の引きつくところ、ぜひともLINEスタンプなどで販売してほしいものです笑

 

「のどかで平和な場所ではなかった」というセリフはこの時点での気持ちなのか、ナレーションとして独立した、この先のストーリーもすべて知った太郎が話しているのか気になるところです。

2話以降もこの語りがあるか楽しみです。

 

②意外とお茶目、勇気があり、そしてピュアな太郎

人付き合いが苦手な35歳。カメラに語りかける時のクールな低音ボイスとは反対に、少し臆病でコミュニケーションも苦手そう。

それでも消防団の活躍を見て、自分もハヤブサを守る手伝いがしたいと、一度断った入団を自ら志願します。地元の消防団とは言え、一般市民がポンプ車に乗り現場で消火活動をし、逃げ遅れた人を炎の中から救出する姿に私も感銘を受けました。そこで自分も入団しようと思うところは勇気があるなと思いました。

 

晴れて消防団に入団し、初めて消防団の服に袖を通し団員の皆さんと記念撮影。なぜか恥ずかしながら胸と股間を隠しながら登場した太郎はほとんど中村さんでは?と感じました笑

団員募集のポスターに使えそうなくらい次々とポーズを取って見せる太郎。人や団体が苦手と言いながらも人懐っこい感じ、あれ、この人、意外とお茶目なのでは?笑いました。

 

ピュアと感じたのは、景色の良い丘でハヤブサを一望し「生きているということを思い出した」とハヤブサに引っ越すことを決意したこと。ちょっとした虫でもあんなに怖がって部屋中にバ●サンを焚くほどなのに?笑

逆にそのネックがあっても、生きる活力を感じたということなのでしょうか……?

直前に神妙な面持ちの立木さんを見かけた場所でもあり、そんな風に思えるものだろうかと。

また、地元民から評判の悪い浩喜から、家庭菜園の野菜や肥料を分けてもらったり直接会話をしたりし、強面ながら彼の笑顔を見ると「あっ聞いていたより怖い人じゃないかも」と太郎も笑顔を浮かべていたのもピュアだなと思いました。

腕まくりをして見えていた腕のタトゥーをさりげなく袖を直して隠したり、野菜の他にもチェーンソーのエンジンをかけてくれたりと、浩喜は実際に優しい人だったのかもしれません。

 

▼2話以降気になること

・立木さんはなぜ神妙な面持ちでハヤブサを見ていたのか

・不気味な老婆と若者の集団

・住民には慕われているようだが怪しく太郎の家を見つめる真鍋

・編集長はあまり期待していないがやたらプレッシャーをかけてくる中山田さん

 

この人たちが今後太郎にどのように関わってくるのか気になります。

 

ハム也